
マフィアとルアー TAGRO
この日 に読んだ 変態生理ゼミナール の作者 TAGRO 氏の雑誌・同人誌で発表された短編作品をまとめたもの。
・マフィアとルアー
田舎でののどかな釣りの情景に、恋愛の修羅場の記憶がフラッシュバックする、濃淡の切り替えがすごく巧みな作品です。ラストの詩的な演出にグッときました。
・LIVEWELL
自殺願望の女性との恋愛。彼女の激しい躁鬱に苦しみながら、それが繰り返されることを知りながら、それでも一緒に生きていこうと思う... シンプルな描写がいい。主人公の一途なところがいい。そしてやっぱり彼女の躁鬱のコントラストがいい。
・DRUG SCORE
薬中毒の女性と飲み屋で世間話。こういう人もいるんだなぁ。 4ページという超短編故か中身の異常性に比してラストのあっさりとした終わり方に変にうけました。
この作品集、作者自身の体験がかなりの比重を占めているかと。
こういった作品が作者の本領なのではないかと思います。 変態生理〜 も捨てがたいですが(笑)
巻末の Liner notes より。
あたり前を贅沢に感じるようになったら要注意。自分の周りにはココロを病んでいる人がなぜか多い。自覚してます。
と思ったら自分も病んでいたことを最近知った。そういう人間の描く漫画を面白いと思ったあなたは果たして?
面白くないと思ったあなたは健常です。間違いなく。