
暗いところで待ち合わせ 乙一
そろそろ落ち着くと思うので安心してください(?)
殺人犯として追われる男が独り暮らしの盲目の女の家に逃げ込んだ。気付かれぬように、気付いたことに気付かれぬように、息を詰めながら。世間に馴染めぬ者同士が奇妙な同棲生活を始めた...
よいよいよいよい、とにかくよい。
存在を覚られまいとする男性と、それに気付きながら保身のために気付かぬふりをする女性、そのお互いのやり取りがハラハラしていてよい。どちらも根本的に善人で、それ故のミスもよい。
が、それよりもそれぞれの過去と想いを掘り下げることに重きを置いており、両者により感情移入ができるところがよい。
お互いの存在を認め、拙くも歩み寄る姿がまたよい。そして生き方を見つめ直す二人。よいよい。
もう要所で盛り上がっちゃって、ふぬぐぐぐぅっときたときにはどうしようかと思っちゃったよ。(擬音がおかしすぎる)
乙一作品の中で一番好きなお話しとなりました。